第56章これは別途料金になります

「この花は誰が送ってきた? それと、スミス氏は最近アーモンドが入ったものを口にしていないか?」

ダニエルの安全に関わることとなれば、ほかのすべては後回しだった。

チャールズは険しい表情で執事を呼び寄せた。

「少し前に、イアンの息子の嫁――ヤラ様から届いたものでございます」

それを聞いた瞬間、エミリーの目が鋭く光った。

イアン・スミス? ジェームズの祖父ではなかったか。

ジェームズの母であるヤラは、エミリーを嫁に迎える話を最初から快く思っていなかった。反対を押し切って婚約を強行したジェームズに対し、ヤラのエミリーへの嫌悪はむしろ強まっていった。

前の人生でエミリーがジェームズとの婚...

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